渓流釣りで根強い人気のスピニングリール「カーディナル33」
念願の渓流釣りを始めるにあたって、色んなタックルを検討した結果、見た目にビビっときたので、初心者にも関わらず、クラシックリールで人気の高いアブガルシアのカーディナル33復刻版の購入を決意しました。
今回はそのカーディナル33を実際に使ってみた感じも含めて紹介していきたいと思います。
カーディナル33とは
カーディナル33はアブガルシアのクラシックスタイルのスピニングリールです。1975年から二年間にわたり販売され、一度廃盤になったのち90年代前後のバス釣りブームの際に一回り大きい4シリーズと共に復刻しました。
現在は販売されていませんが、3シリーズに関してはとトラウト釣りの世界ではいまだに根強い人気があります。
カーディナル33の魅力
カーディナル33はクラシックリールに分類されるため、重さや糸よれ、トラブルなどに関しては現行の国産リールなど にはかないません。しかしそれでも愛される魅力があります。
- スターンドラグ(リアドラグ)で瞬時に調整可能
- フェザーリングしやすいインスプール
- クラシカルでおしゃれな見た目
このyahoo知恵袋のベストアンサーのmegarockfishさんの回答なんかも参考になります。
なぜアブのリールを使いますか?
出典:Yahoo知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1353133528
90年と03年の二回の復刻で性能差
自分はメルカリで中古品を購入したのちに知ったのですが、カーディナルの33は90年(オリムピック製)と2003年(ピュアフィッシング製)の二回復活をしており、なんでも90年の復活のものは異常に後ろ巻きになったり不具合が多いんなんだとか…。
その見極め方について様々なブログ等で紹介されていますが、結構バラバラというか…。自分が購入したものはどちらの特徴もあり、見分けが付きません…。以下がネット上で見つけた見分け方です。できれば2003年モデルを狙いたいとこですね。
【2003年】フットナンバーがない(あるものもある…?)
【2003年】スプール上部に白くラインキャパなどが入ってる(入ってないのもある…?)
【90年】フットナンバーとPRODUCT OF SWEDENの刻印の上下が逆
【90年】ベールの中のバネの巻数が少ない(不具合の原因)
【90年】ベールの角度が下向き
【90年】OAシールあり

下向きのベール

上下逆さまのフットナンバー

パイプ入のスプール
不具合と対応
ベールの中のバネの巻数が少ない90年モデル
この事により、バネの折れなどが起こり、メルカリなどの中古市場でも「ベール戻りません」の記述をよく見かけます。カーディナル33は構造上手動でベールを戻すのが面倒なので、ここは強化スプリングを購入し交換して置くことをおすすめします。
まわりの悪いラインローラー
カーディナル33のラインローラーはまわりが悪く、擦れに弱いPEラインはなるべく避け、ナイロンラインを使ったほうがよいと言われています。ただ、カスタムパーツによって改善する事も可能です。
ベールにラインが挟まる
ベール下のこの部分にまれにラインが挟まります。こうなったまま気づかずに巻いてしまうとラインが切れたり擦れたりといった事になります。ベールが戻る時に少しテンションをかけてあげるといいようです。
現行で手に入る近いモデル
中古市場でしか手に入らないカーディナル33ですが、ABU x DAYSPROUTのカーディナル3であれば新品で手に入れることが出来ます。クラシックなデザインそのままの高性能モデルでオススメです。
日本のトラウトフィールドにマッチしたカーディナル3がCDLとして復刻! 人気を誇るカーディナル3シリーズは、今も昔も我々に魅力を訴え続ける唯一無二のリールである。 このリールの風格はまさにオンリーワンの言葉がすべてを語る。そして、ABU x DAYSPROUT が贈る第7弾目は、 スペシャルバランスト・ローター仕様に加え金色のコンポーネンツを構成したCDL仕様。 最新のコンピューター解析技術を駆使して、クラシックなデザインを損なうことなく、 ローターの回転バランスの最適化に成功。ぶれない巻き心地で、 より「実戦向き仕様」へ進化し、快適な渓流釣りを華やかにサポートする。
出典:Amazon商品説明
アブガルシアのパックロッドzoomsafariとセットで
レトロなアーシーカラーのブランクスに、アブガルシアのオールドロゴがクラシックなカーディナル33にバッチリいい感じにあっていたのでオススメ。4フィートか5フィートくらいがちょうど源流使用に向いてそうなサイズ感ですね。色合い的には4フィートと6フィートがいい感じ。公式では6フィートまでトラウト対応との事なのでそのあたりで選ぶといいですね。
最後に
このリールの魅力であるドラグの扱いやすさやルアーの動きが竿からではなくリールから伝わる感じというのがまだしっかり体感できていませんが、そういった部分も楽しみです。あとはやっぱり好きな道具を使うと釣りのテンションもあがりますね。